■大分県大分市佐賀関で11月18日に発生した大規模な火災では180棟以上もの建物が延焼し、お一人の尊い人命が失われる大きな災害となりました。被災された住民の皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。
■今回の火災のみならず、我々の予期せぬ形で起こる災害は時と場所を選びません。地震や火災はもちろん、交通事故や、最近では熊などの野生動物による被害も報道されています。
■11月26日には、本校において不審者が学校に侵入したという想定で避難訓練を行いました。

■この訓練は、生徒たちが自分の命を守るための訓練として行っていますが、私たち教員にとっても重要な意味を持ちます。慌てず状況をつかみ、生徒たちを落ち着かせ、生徒たちの安全を最優先に対応するために、普段から心がけておくべきことは何か。計画だけではなく実際にやってみて改善できることを探す貴重な機会です。

■残念ながら、教室での待機中に少しざわついた学級もあり、訓練後の講評で指摘を受ける場面もありました(体育館ではよい態度で話を聞くことができていましたが)。しかし、このような課題を見つけ出すことも訓練の重要な目的です。
■避難訓練を通して、ただ避難の方法を覚えるだけでなく、どんな危険が潜んでいるかを考え、いざというときに自分で判断できる力を養ってください。自分の命を守る第一歩はそこから始まります。



