がんとクオリティ オブ ライフ

■9/8(月)、2年生でがん教育を実施しました。講師としてお招きしたのは、地域の診療所の医師の方、がんを経験しながらも現在に至るまで仕事や家族との充実した時間を過ごしておられる“がんサバイバー”の方です。
■保健体育の時間にがんのことは学んでいますが、今回はがんという病気のことをさらに深く知るとともに、がんという病気にどう向かい合っていくかについて実体験をもとにお話ししていただきました。

■現在、がんは決して治らない病気ではないと言われています。生活習慣を見直すことによって予防につながることもあります。特に有効なのは早期治療に結び付けるための定期的な検診だということ。そして、がんと診断されると不安を感じるのは当然ですが、様々な支援が準備されているので、まず、相談することだと教えていただきました。

■がんの手術を乗り越え、現在も治療を続けながら、社会生活を回復されているというお話からは、立ち直る力『レジリエンス』について教えていただきました。家族の応援、職場の応援、みんなの応援で、復帰されてから一日一日を大切に生きるようになったというお話は特に印象的でした。
■今回のがん教育を通じて、自分らしく質の高い生活を送るという考え方、『QOL(クオリティ オブライフ)』を向上させていくことが大切なのだと、生徒はもちろん、その場でともにお話を聞かせていただいた大人も感じる機会となりました。