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幕末の志士・橋本左内は、著書の「啓発録」の中で、「稚心(ちしん)を去れ」と言っています。 人間というものは、いつまでも子ども臭い甘え心を持っていると、キリッとした立派な人間にはなれないと言うことです。 また、ある本に次のように書いてありました。 「甘いという味は、どんな幼児でも好みます。けれども苦味(にがみ)は、人間が単純・幼稚ではわかりません。だから苦言を喜ぶようになるのには、相当人間が発達してからでありまして、これを嫌がるようでは、まだまだ人間として、だめだということになります。 そして、その人間をもっと突き詰めていくと、今度は渋くならないといけません。 人間はいい年をしていつまでも甘いだけではだめでありまして、苦味がわかり、さらに渋みがでてこないといけません。」 家庭は子どもたちにとって温もりのあるホッとした空間であることは絶対条件です。 しかし、その空間で、甘いだけの親であっては、甘い人間で子どもは終始しがちです。 甘さや稚心だけでは、人間を低俗化させます。渋みのある人間になっていきたいものです。 そして、このことは「優しさ」と「痩しさ」の二辺往来のことでもあります。 ○優しさ……ホッとする家庭・笑顔・受容・おいしい食事 ○痩しさ……痩せる思いで関わる・共に悩む・叱る 焦らずにじっと待ちながらも「優しさ」と「痩しさ」でもって、エネルギッシュに、親や教師も子どもに関わっていきましょう。 |
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浅井中生ファイト 負けてたまるか!
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読書の秋・勉学の秋・体験学習の秋…… 諸君は、この好季節に大いに学んでいると思うが、その学びを通して、「自分とは何か」「生きるとは、どういうことか」を常に考えてほしい。 このような生き方を通して、心は深まり人格も高まっていく。 来週は、1・2年生は地域や京都への校外学習だ。大いに楽しく学ぼう! この体験学習を成功させる根本は、「自分勝手をしない!」ことであろう。 「自分勝手をしない!」ことは、「自分とは何か」「生きるとは、どういうことか」の実践である。よくよく考えよう。 3年生は、三者懇談だ!自分勝手をしないで、自らの志を親や担任に示そう! |
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